本音と建前

顔の右半分は建前、左半分は本音を顕すとネットやテレビで目にします。
面白いので古泉とキョンでちょっと見てみました。

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱Ⅲ』から。
超能力者だと告白するシーン。中庭の木製の椅子とテーブルに座っています。

　　　　　　　　　キョン
　　　　　　　　・　○　古泉
　　　　　　　　　　・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【○はテーブル、・は椅子です】

・・・・お分かり頂けるでしょうか。
つまり古泉から見たキョンは左側（本音）を見せ、
キョンから見た古泉は右側（建前）を見せた状態で会話しているのです。

機関に関して質問される事を予想してはいたでしょう。
けれどまだ出会ってからほとんど日にちがたっていません。
古泉はキョンに建前側で対応したのでしょう。

『憂鬱Ⅵ』ではまた同じ中庭のテーブルで会話をしていますが

　　　　　　　　　　古泉
　　　　　　キョン　○　・
　　　　　　　　　　  ・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【○はテーブル、・は椅子です】

今度も座る場所こそ違いますが見せる側は同じ。
古泉は建前側を見せてます。
ただキョンは古泉に対してそっぽ向いていて本音も建前も見せるのを拒否しています。
まだ２人の距離が縮まるのは先のようです。


それから一番思い出したのがこのシーンです。
アニメ『射手座の日』の下校シーン。

＜←進行方向＞
　
　みくる　　　　　　　　　　　　　　　　古泉
　　　　　　　　　　長門　　　　　　　　↓
　ハルヒ　　　　　　　　　　　　　　　   ↑　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キョン
　　　　　　　　　
こんな感じで歩いていました。
つまり古泉から見るとキョンは右側（建前）が見え、
キョンから見ると古泉は左側（本音）が見えています。
　　　　　　　　　
『射手座の日』は文化祭の後の話、つまり『憂鬱』からは大体半年以上経っています。
今度は古泉が本音側を見せました。
時間が古泉の心を開かせたのでしょうか。

この時のカバンの持ち方も注目しました。
キョンは右側（古泉側）にカバンを提げポケットに手を入れています。
カバンは右側というより後方に流れています。
一方古泉のカバンは左側（キョン側）に提げていて、手で固定しているので左半身にフィットしています。
ここの本音と建前の解釈から考えると、立ち位置では譲歩していますが、
カバンで自分の本音をガードしているように見えます。

まだ心は開かれる余地がありそうです。

そして何より古泉らしいと思うのが髪型です。
右分けは建前側を見せて本音側を隠す構造なのです。
前髪を短く切るとか、分け目を変えるとかすると古泉の本音に近づけそうです。


偶然にしても京アニは神（ハルヒ的な意味でなく）だと思いました。

こんな事を考えながら萌えてました。
萌えってどこにでもあるんですね！！